無菌室について クリーンゾーン CT-A型CT-XO型CV-12型
クリーンルームにはバイオ用と工業用の2種類があり、無菌室は「バイオロジカルクリーンルーム」です。多くの場合、悪性腫瘍(ガン)の治療には各種抗腫瘍剤を投与し強い副作用により、白血球が低下します。例えば、白血病患者は白血病細胞により感染抵抗性が消失し、副作用の強い抗腫瘍剤で通常4,000〜7,000/mm3の白血球(好中坪数)があるべきものが100/mm3以下に低下し免疫不全状態となり、雑菌やウイルスに感染し死に至ることもあります。感染を防ぐ手立ては、患者を“無菌環境”に置くことであり、その理想的な環境を実現するのが「バイオロジカルクリーンルーム」です。
無菌環境は“フィルター※”で作ります。
一般の部屋でも装置を設置するだけで、容易に無菌室になります。
HEPA(ヘパ)フィルターとは?
HEPAフィルターの細菌など、微粒子の捕集は「1.濾遇(ふるい効果)」「2.慣性(衝突)」「3.さえぎり(静電吸着)」「4.拡散(ブラウン運動)」の原理を応用しています。一般に粒子が小さくなるほど通り抜けやすいと思いがちですが、この方法だと小さい粒子ほど拡散効果を受けやすく、捕集しやすくなります。最も捕りにくいとされる0.3μの粒子を99.97%以上捕集できるため、無菌・無塵環境を実現します。
例えば、あなたの「部屋」も“無菌室”にできるのです。
つまり、どんな部屋でも無菌室にできるのです。一般病室等も気密性を高くし、一面の壁に「HEPA(ヘパ)フィルター付装置」を設置すれば即、無菌室(クリーンルーム)に早変わりします。無菌装置の性能は、HEPAフイルターの面積に比例します。病状等により実現したい無菌状態のクラス(空気1立方フィ−ト中に含まれる径0.5μ以上の微粒子の数)があり、フィルターの面積でクリーンルーム内の清浄度を調整します。私たちの生活環境では下表の様に数多くの微粒子が発じんしますが、完全無菌室は地上よりはるか上の成層圏上層よりも清浄度が高いのです。こういう『超清浄環境』が人工的に作れるなんて驚きに値すると思いませんか?
■人間からの発じん、発菌量



動 作 粒子数、個/分(≧0.3μ)
静座又は起立(静止)
着席(頭、腕、手先を軽く動かす程度)
着席(体、足先を軽く動かす程度)
起立(着席状態から起立した時)
歩行(1m/s程度)
歩行(1.5m/s程度)
歩行(速く歩く)
階段を登る
体操
100,000
500,000
1,000,000
2,500,000
5,000,000
7,500,000
10,000,000
10,000,000
15,000,000〜30,000,000
■無菌室を必要とする産業分野
抗生物質 注射薬
血清 製剤包装ライン
医療品器具・ディスポ
無菌手術室 手術室
無菌病室 調剤室
牛乳 乳製品 食肉
食肉加工 ねり製品
清酒・ビール・ワイン
もち・豆腐 製菓・製パン
パリアシステム
アイソレーター
きのこ培養
観葉植物培養 化粧品
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